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やすらぎ堤にむかって歩く。
人通りは少ない。向こうから酔っ払いの集団。こういうのは嫌い。通りの反対側へ移動。

堤防の階段を上ると、信濃川とその対岸に古町が見える。かに道楽と7に変わったイトーヨーカドーの看板とNEXT21。

堤防を上りきり、今度は降りて手すりにつかまる。
「静かだなぁ」
やすらぐ感じ。街のまんまん中なのに、静かな空間。こんな静けさの中に身をおくのは何時ぶりだろう?
あたしのほかにもポツリポツリと人はいるけれど、接近しているわけではないので気にならない。

ぼんやりと対岸を見て、静けさを楽しむ。
川の流れなんかも見ちゃったりして。
このまま飛び込んだら死んじゃうのかな?なんて考えながら。

堤防の上に戻り、ベンチに座ってみる。しばらくそうしていた。
二人連れでウォーキングをしている人が多い。
「仕事終わって、ウォーキングするような生活っていいな。」って思う。
あたしは家に帰るともう遅い時間で、田舎のことだからここみたいに人通りがまったく無い。そんな中で一人のウォーキングは怖いからしたことは無い。
それに、あたしには一緒に歩いてくれる人がいない。
そう、あたしには一緒に歩いてくれる人がいない。

けっこう、しみじみ思ってしまった。

やすらぎ堤を県庁側へ歩いてみた。あまり人はいない。
NSTの新社屋前まで来た。階段とテラスがある。行ってもいいのかな?と、ちょっとおっかなびっくり行ってみることにした。
テラスまでは行ける。でも社屋の入り口に続くところはゲートが閉じられていて行けなかった。
テラスの柵から下の道路を見てみた。見えたのは、犬か猫の死体。
轢かれたみたい。血は見えない。おなかを上にして、手足を大の字のように広げて動かない。片側車線の真ん中。だからそれ以上は轢かれないのだけれど、その場所じゃ車は避けようも無く通過していく。幸い、左右のタイヤの間なので轢くことはない。

NSTの社屋をあとにして、駅方面へ行くことにした。
けれど、いつもの道に戻るのはいやだった。わざと歩いたこと無い道を歩く。会社に近くても、来たことのないあたりを。

不思議な感じがした。普通の道なのにどこか異世界に紛れ込んだ感じ。
しばらくはNTTとかビルのある辺りを歩いた。
途中で古い古~い住宅街に入ってみた。街灯も少なく、道も細い。車なんて通れなさそうな細い道。誰一人歩いてない。あたし一人。
古い住宅街なだけでなく、道もまっすぐじゃない。曲がりくねっている。その道を一人でテクテクテクテク歩く。
異世界度はますます増した。

今、ここはあたしだけの空間だ。

その住宅街を抜け、いつもと違う方角から駅前の道に出る。いつもとは違う角度から見た駅前はとってもきらびやかだった。すごい都会に見えた。不思議空間は続いていたよ。

電車までは少し時間があったので、駅横のビルの2階のカフェに入る。10時で閉店と言われた。あと5分くらい。アイスカフェラテを飲む。
10時になって、店員がテーブルを回り始め、閉店時刻を告げる。あたしも店を出る。
駅に向かい、自動改札を抜け、ホームに降り、電車に乗り込む。
夢の時間の終わり。
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2006.04.19 Comment:0 | TrackBack:0
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